高次脳機能障害等について併合4級が認定され、合計5400万円を超える損害賠償が認められた事例
年齢:30代(吾妻郡)
職業:会社員
年齢:30代(吾妻郡)
職業:会社員
病傷名 | 頭蓋骨骨折、脳挫傷、大腿骨骨折など |
---|---|
解決方法 | 後遺障害の申請、示談交渉 |
ご依頼前の後遺障害等級
-ご依頼後の後遺障害等級
併合4級記憶力低下等の高次脳機能障害について5級2号
股関節の可動域制限について12級7号
耳鳴りについて12級相当
ご依頼前の金額
- 万円ご依頼後の金額
5436 万円増額分
5436 万円賠償額の詳細 (抜粋)
損害項目 |
当事務所に ご依頼前 |
当事務所に ご依頼後 |
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休業損害 | 0 万円 | 265 万円 |
傷害慰謝料 | 0 万円 | 179 万円 |
後遺障害逸失利益 | 0 万円 | 3487 万円 |
後遺障害慰謝料 | 0 万円 | 167 万円 |
ご相談・ご依頼のきっかけ
自動車vs自動車の事故
加害者の運転する自動車がセンターラインを超えて対向車線に進入し、対向車線を走っていた被害者の方の運転する自動車に衝突して事故が発生しました。
事故直後に被害者のご家族から「
後遺障害
のことも含めて今後のことを弁護士に依頼したい」と当事務所にお問い合わせ頂き、当事務所での法律相談を経た後にご依頼となりました。
当事務所が対応した結果
後遺障害等級認定サポートで行ったこと
ご依頼頂いた後、症状固定のタイミングを待って、主治医の先生に
後遺障害診断書
の作成を依頼しました。
後遺障害診断書
については、耳鼻科、整形外科、脳神経外科でそれぞれ作成を依頼しました。
その後、主治医の先生が作成した
後遺障害診断書
などをもとに、当事務所で
後遺障害
の申請を行いました。
その結果、記憶力低下などの
高次脳機能障害
について5級が、股関節の可動域制限について12級が認定されたほか、耳鳴りが12級相当と判断されて、全体で併合4級と認定されました。
認定された等級、なぜその等級が認定されたのか
単に 後遺障害診断書 の作成を依頼するのではなく、耳鳴りの存在を立証するために必要な検査や 高次脳機能障害 の程度を評価するための検査の実施をあわせて依頼し、その検査の結果を 後遺障害診断書 などに別紙として添付してもらいました。
交渉(訴訟)の方針、その結果
示談交渉では、裁判所の基準をもとに損害額を算定することを加害者の保険会社に求めました。
その結果、傷害慰謝料及び後遺障害慰謝料について裁判所の基準の100%の金額が認められました。
また、
後遺障害逸失利益
の
労働能力喪失率
や
労働能力喪失期間
についても当方の主張が認められ、合計で5400万円を超える損害賠償が認められました。
弁護士の所感(解決のポイント)
今回の事例では、入院中から
高次脳機能障害
の症状がみられたほか、耳鳴りの自覚症状があったにもかかわらず、退院後の通院について病院からは整形外科への通院しか指示がありませんでした。
そのため、耳鳴りについては耳鼻科を受診するよう被害者の方にお話しするとともに、
高次脳機能障害
については病院とやり取りをして整形外科での治療が終了した時点で
高次脳機能障害
の程度についても評価して
後遺障害診断書
を作成してもらえるよう調整しました。
事故直後にお問い合わせを頂き早期にご依頼を頂いたことが、退院後の通院などについての適切な調整につながり、結果として適切な後遺障害認定につながったのではないかと思います。
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